バイクのブレーキホースをメッシュに交換する効果は?費用と方法を解説
バイクのブレーキ性能は、安全なライディングに直結する超重要なポイントです。🏍️
ブレーキホースの交換は、性能アップとドレスアップを両立できる人気のカスタムで、特にメッシュブレーキホースへの交換は、操作感の向上をはじめとしたたくさんのメリットがあります。✨
今回は、純正ホースとの違いから、メッシュホースに交換することで得られる具体的な効果、かかる費用、そして自分でやる場合の交換方法まで解説します。📖

メッシュブレーキホースって何?純正ゴムホースとの構造の違い
メッシュブレーキホースは、ブレーキフルードを伝えるテフロンチューブが、ステンレス製の網でガッチリ覆われた構造のブレーキホースの事です。🔧
多くのバイクに最初から付いてる純正ブレーキホースはゴム製で、ブレーキをかけた時の油圧で少しだけ膨らんでしまう特性があります。
一方、メッシュホースはこの膨張をステンレスメッシュでグッと抑える仕組みになってて、この構造の違いがブレーキレバーを握った時の感触に大きな差を生みだします。💪
バイクのブレーキホースをメッシュに交換して得られる3つの効果
純正のゴム製ブレーキホースをメッシュタイプに交換すると、ライディングの質がグッと高まるメリットがいっぱい期待できます。⭐
代表的な効果としては、レバー操作がダイレクトに伝わることでコントロール性が上がる、熱による性能ダウンを抑えられる、そしてカスタムパーツならではのカッコいいドレスアップ効果が挙げられます。
これらの効果は、サーキットやワインディングでのガンガン攻める走りから、普段の街乗りまで、どんな走行シーンでもバッチリ体感できますよ。🛣️
効果①:ブレーキレバーの操作感がダイレクトに伝わる
メッシュブレーキホースの一番のメリットは、ブレーキタッチが良くなることです。👍
純正のゴムホースは、ブレーキフルードの圧力で少しと膨らんでしまうので、レバーを握った力が一部分散されて、いわゆる「スポンジー」なフニャッとした感触になりがちです。
これに対して、ステンレスメッシュで補強されたホースは膨張を最小限に抑え込むから、レバーに入れた力がロスなくブレーキキャリパーのピストンにバシッと伝わります。⚡
これで、指の動きにリニアに制動力が立ち上がって、より繊細なブレーキコントロールができるようになります。
特に制動力の微調整が必要な場面で、その差はハッキリ体感できます。
効果②:熱によるブレーキ性能の低下を防ぎやすい
メッシュブレーキホースは、ゴムホースに比べて熱に強いんです。🔥
峠道での連続コーナーやサーキット走行みたいに、ブレーキをガンガン使う状況だと、ブレーキシステム全体がめちゃくちゃ熱くなります。
ゴムホースは熱で柔らかくなって、さらに膨らみやすくなるので、ブレーキの効きが甘くなってしまう事があります。
それに、フルードに熱が伝わって沸騰すると、気泡ができてブレーキが効かなくなる「ベーパーロック現象」のリスクも高まります。⚠️
熱による膨張がほとんどないメッシュホースなら、こういう過酷な条件でも安定したブレーキ性能をキープしやすくて、安全性アップにつながります。🛡️
効果③:見た目がスタイリッシュになってドレスアップ効果もバッチリ
性能アップと並ぶ大きな魅力が、見た目のカッコよさです。✨
ステンレスメッシュの金属ならではの輝きと質感は、標準装備の黒いゴムホースとは全然違って、ブレーキ周りをキュッと引き締めて、マシン全体にカスタム感を演出してくれます。🎨
ホース自体の色も、クリアコーティングされたシルバーだけじゃなくて、ブラックやレッドなどいろんなバリエーションがあります。🌈
さらに、ホース両端の接続パーツであるバンジョーやバンジョーボルトも、アルマイト加工されたいろんなカラーの製品が売られてて、車体色や他のパーツとコーディネートすれば、オリジナリティあふれるスタイリングが実現できます。

メッシュブレーキホースに交換する前に知っておきたい注意点
メリットがいっぱいのメッシュブレーキホースですが、交換する前に知っておくべき注意点もいくつかあります。⚠️
コスト面やブレーキフィーリングの変化については、自分の乗り方や予算と照らし合わせて考えることが大事です。💭
あと、メッシュホースもずっと使えるわけではなく、内部チューブの劣化やフィッティング部分のサビなどが進んでいきます。
安全を保つためには、定期的なチェックと適切な交換時期の見極めが欠かせません。🔍
純正ホースよりも部品代や工賃が高くなりがち
コスト面では、純正のゴムホースを新品に交換する場合と比べて、メッシュブレーキホースへの交換は費用が高くなる傾向があります。💰
これは、ホース本体の価格が、複雑な構造や素材の違いから純正品よりも高めに設定されてるからです。
それに、バイクショップに作業をお願いした場合の工賃も、純正ホースの交換に比べてちょっと高めになることがあります。
ブレーキフルードの全量交換や、より確実性が求められるエア抜き作業など、付随する作業の手間が多くなるのがその理由です。
性能や見た目の向上と引き換えに、初期投資が増えちゃう点は事前に理解しておく必要があります。
ブレーキの効きが鋭敏になりすぎて扱いにくく感じることも
操作がダイレクトに伝わるっていうメリットは、見方を変えればブレーキの「遊び」が少なくなるってこと。
ですから、ライダーのスキルや乗り方によっては、ブレーキの反応が鋭敏すぎると感じて、かえって扱いにくいって思っちゃう可能性があります。😅
特に、繊細なブレーキコントロールに慣れてない場合、レバーをちょっと握っただけで制動力がガツンと立ち上がって、ギクシャクした走りになってしまうことも考えられます。
純正ホースが持つ適度な膨張によるマイルドな効き味は、特に街中を走る時は扱いやすい面もあるので、自分のライディングスタイルを考えて交換を判断することが大切です。

メッシュブレーキホースの交換にかかる費用の目安
メッシュブレーキホースへの交換にかかる総費用は、自分で作業するか、専門知識を持つバイクショップにお願いするかで大きく変わってきます。💵
自分で交換する場合は、部品代と必要に応じて工具を揃えるための費用がかかります。
一方、ショップにお願いする場合は、これらの部品代に加えて専門的な作業に対する工賃が発生します。
ここでは、それぞれのケースでの費用の内訳と、だいたいの相場について具体的に見ていきます。📊
自分で交換する場合の費用内訳(部品代・工具代)
自分で交換作業をやる場合、主な出費は部品代と工具代です。🔨
部品としては、メッシュホース本体、バンジョー、バンジョーボルト、クラッシュワッシャー、そしてブレーキフルードが必要で、一式でだいたい1万円から2万円くらいが目安です。
ホースの価格は、車種専用に設計されたものか、長さを指定する汎用品かで変わってきます。
汎用品を選ぶ時は、純正の長さや取り回しを参考に、ちょうどいいサイズの製品を選ぶことが重要です。
長すぎるホースは車体に干渉するリスクがあって、一部の製品では自分でカットして調整するものもあります。✂️
工具は、各種レンチやブレーキフルードの廃油を受けるチューブと容器などが必要で、これらを一から揃える場合は数千円からの追加費用を見込んでおく必要があります。
バイクショップに依頼した場合の工賃相場
バイクショップに交換作業をお願いする場合、部品代とは別に作業工賃が必要です。🏪
工賃の相場は、ブレーキシステムの構造によって違ってきて、フロントがシングルディスクかダブルディスクか、またリアブレーキも一緒に交換するかで変わります。
フロントがシングルディスクの場合、作業工賃の目安は5,000円から1万円くらいです。
キャリパーが2つあるダブルディスクの場合は、作業箇所が倍になるから1万円から2万円くらいが一般的です。
この工賃には、古いフルードの抜き取り、ホースの交換、新しいフルードの注入、そして一番時間と技術がいるエア抜き作業のすべてが含まれてます。
正確な料金は店舗や車種で違うので、お願いする前に見積もりを取るのが正解です。📝
【DIY】メッシュブレーキホースの交換手順を5ステップで解説
メッシュブレーキホースへの交換作業は、正しい手順と適切な工具があれば、DIYでもできます。🛠️
ただし、ブレーキはバイクの安全を守る超重要な保安部品で、作業のミスは重大な事故につながる危険性があります。⚠️
作業はすべて自己責任になることをしっかり理解して、少しでも不安を感じたら、無理せずにプロの整備士にお願いするのが賢明です。👨🔧
ここでは、基本的な交換方法の知識として、作業を5つのステップに分けて解説していきます。
ステップ1:タンクやキャリパー周りのフルードを抜き取る
作業を始める前に、ブレーキフルードが万が一飛び散っても塗装面を傷めないように、マスターシリンダーのリザーバータンク周辺やフロントフェンダーなどをウエスやタオルでしっかり養生します。🧼
準備ができたら、リザーバータンクの蓋を開けます。
次に、ブレーキキャリパーにあるブリーダーボルトにメガネレンチをかけて、その上から廃油を受ける容器につながったチューブを差し込みます。
レンチでブリーダーボルトを少しだけ緩めて、ブレーキレバーをゆっくり数回握り、ホース内に残ってる古いブレーキフルードを出してください。💧
この段階でフルードを完全に抜き切る必要はなくて、ホースを外す時にフルードが垂れてこない程度で十分です。
ステップ2:古いブレーキホースを慎重に取り外す
ホース内のフルードをある程度抜き取ったら、古いブレーキホース本体を取り外します。🔧
マスターシリンダー側とブレーキキャリパー側の両方を固定してるバンジョーボルトを、ちょうどいいサイズのレンチを使って緩めます。
この時、ホース内に残ってたフルードがこぼれ出ることがあるので、ウエスなんかを下に当てながら作業を進めると周辺を汚さずに済みます。
バンジョーボルトの両側には、液漏れを防ぐためのクラッシュワッシャーが2枚挟まってます。
これは再利用できない部品なので、新しいホースを取り付ける時には必ず新品に交換します。🆕
車体にホースを固定してるクランプなんかがあれば、それも忘れずに外しましょう。
ステップ3:新しいメッシュブレーキホースを取り付ける
古いホースの取り外しが完了したら、その逆の手順で新しいメッシュブレーキホースを取り付けます。✅
この時、バンジョーボルトとクラッシュワッシャーは必ず新品を使うことが超重要です。
特にクラッシュワッシャーは一度潰れることで密閉性を保つから、再利用はフルード漏れの大きな原因になってしまいます。
バンジョーボルトにワッシャー、ホースのバンジョー、ワッシャーの順で挟み込んで、マスターシリンダーとキャリパーにそれぞれ取り付けます。
最初は仮締めの状態にして、ハンドルを左右にいっぱいまで切って、ホースが突っ張らないか、他の部品に干渉しないかなど、ちゃんとした取り回しを慎重に確認します。🔄
問題なければ、トルクレンチを使って規定のトルクで本締めします。
ステップ4:ブレーキフルードを注入してエア抜き作業を行う
ホースの取り付けが完了したら、新しいブレーキフルードをリザーバータンクの規定レベルまで注いで、ブレーキシステム内に入り込んだ空気を抜くためのエア抜き作業を行います。💨
これはブレーキ性能を左右する一番重要な工程です。⭐
まずキャリパーのブリーダーボルトをちょっと緩めて、ブレーキレバーをゆっくり握り込みます。
フルードと気泡が出てきたら、レバーを握り込んだままの状態でブリーダーボルトを素早く締めます。
ボルトを締めてからブレーキレバーを離します。
この「緩める→握る→締める→離す」っていう一連の動作を、ブリーダーから出てくるフルードに気泡が全然混じらなくなるまで根気よく繰り返します。🔁
作業中はタンク内のフルードを切らさないように、随時補充してください。
ステップ5:フルード漏れや動作を最終確認する
エア抜き作業が完了したら、最終的なチェックを行います。✔️
まず、マスターシリンダーとキャリパーのバンジョーボルト接続部、そしてブリーダーボルトからブレーキフルードが漏れてないかを入念に確認します。
各部をウエスで綺麗に拭き取って、ブレーキレバーに強く圧力をかけた状態を保って、フルードのにじみがないかを確かめます。🔍
次に、レバーを握った時のタッチを確認して、スポンジみたいなフワフワした感触がなくて、しっかりとした硬い手応えがあればエア抜きは完了してます。👌
最後に、必ず走行前にバイクを押し引きしながらブレーキをかけて、ちゃんと制動力が発揮されることを確認します。
これで全ての作業は完了です。🎉
ブレーキフルードが塗装面に着いた場合、塗装を痛めますので、流水で洗い流してください。 そのままにしておくと塗装が剥がれ大変なことに・・・・
RideOneおすすめのブレーキホースはこちら
まとめ
バイクのブレーキホースをメッシュタイプに交換することは、ダイレクトなブレーキタッチでコントロール性がアップする、耐熱性の確保で安全性が向上する、そして外観のドレスアップっていう、機能面とデザイン面の両方でたくさんのメリットがあります。✨
その一方で、純正部品と比べて費用が高くなる点や、ブレーキのフィーリングが鋭敏になる特性については事前に理解しておく必要があります。
交換作業の手順を正しく理解すれば個人でもできますが、ブレーキシステムは安全性に直結する重要保安部品です。🛡️
作業に少しでも不安がある場合は、安全を最優先して、専門知識と技術を持つ信頼できるバイクショップにお願いすることが不可欠です。🏪

