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今回は独自規格はキライというお話です。
テキストが多くなるかもしれませんが、ご了承ください。

まず、BMW K100RSには1気筒あたりのバルブ数が2バルブの前期型と、4バルブの後期型があり、今回私がいじっているのは前期型になります。
この頃のBMWは独自規格の部分があり、日本のバイクとは少し違う部分があります。

まず私が困ったのが、ハンドル径でした。

ハーレー等アメリカのインチハンドルは直径1インチ(約2.54mm)です。
日本車の場合は、ほとんどが直径22.2mmです。
で、この頃のBMWのハンドルはと言うと…

なんと直径21.95mmです。

何でこんな所を独自規格にするかな!

カフェレーサーと言えば、セパハンです。(異論は認めます(笑))
しかし、一般的に売っているハンドルは22.2mmなのです。

「0.25mmぐらいの差は何とかなるのでは?」と思われますよね。

それが、22.2mmのハンドル径ではスロットル部分が入らないのです。

一般的に22mmとして売っているパイプを片っ端から買って試してみましたが、ちょうど合うようなパイプを見つける事が出来ませんでした。

仕方が無いので、K100LTのハンドルをぶった切ってみました。

結構ギリギリを狙って切ったのですが、若干長さが足りませんでした。
とはいえ、何とかクランプは出来たのでこれをセパハンのハンドル部分として取り付けようとしましたが、次なる問題が出てきました。

それは、フォーク径です。

日本車用のセパハンとして売っているのは41mmや43mmのフォーク径用がほとんどです。
しかし、BMW K100RSの前期型のフォーク径は41.3mmです。
この0.3mmが曲者で、41mmのクランプは入りません。
(ちなみに後期型のフォーク径は41.7mmです。)

43mmのクランプも用意しましたが、隙間が大きすぎて止まりません。

そこで、0.8mm厚のアルミ板を切って、スペーサーとして使用する事にしました。
フォークにぐるっと巻きますので、増える直径は0.8mm厚の倍で1.6mm。
元々の41.3mmに足して42.9mmにします。

こんな感じのスペーサーを噛ませると…

うまくいきました!

この時、アルミ板を買うためにホームセンターに行ったのですが、ついでに色々なコーナーを物色していると意外な所で良さげなものを発見!!

それは、白ガス管です。

コイツの直径は21.7mmでした。
コレは熱い!!

早速切断します。

クランプに挟んでみますと、

 

バッチリです!

この情報が有用と思われる方がおられたら幸いです。

ハンドルが付けれる目途がついたので、ライトステー・ライトを仮組してみます。

ライトはやっぱり丸目ですよね。でもLEDにはしたい…

はい、こんな感じになりました。

 

なかなか良いんじゃないでしょうか?

でも、やっぱりメーター周りが重たそうですね。
このあたりも変更を考えておりますが、そうなると配線図の理解も必要になってきそうです。

3月 13, 2023 — KH

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