LS2ヘルメットのサイズの選び方
バイクに乗る時の必需品、ヘルメット。
乗っている間はずっと被り続ける事になるので、安全性はもちろんその機能性やフィット感は非常に重要です。
一方で人の頭の形は千差万別で同じサイズ表記でもメーカーによってヘルメットのサイズも微妙に異なります。特に欧州とアジアの人で頭の形が違うのでそれぞれどの国に向けて作られているかによってフィット感が異なる場合があります。
ヘルメットの耐用年数は使用開始から3年と言われているので、ヘルメットの買い替えを考えている時は楽しい反面、サイズ感が合うか・どのサイズを選ぶかの不安がつきものです。
そこでLS2ヘルメットの購入を検討されている人やLS2ヘルメットを知らない人に向けてLS2ヘルメットのサイズ感などをお伝えできればと、バイク歴20年以上の当店スタッフ4人がLS2ヘルメットを試着してピッタリなサイズをご紹介いたします!
※人の頭の形は千差万別なのであくまで参考としてください。。。
LS2ヘルメットとは
LS2ヘルメットは2007年にLS2ブランドとしてスペイン バルセロナに生まれたヘルメットメーカーです。ブランド創業からは日は浅いですがブランド立ち上げ前からヘルメットのOEM生産を行っており、年間250万個生産しており品質と安全性の向上を常に行い世界中のライダーに認められています。
その品質はダカール・ラリーやMotoGPといったモーターサイクルスポーツシーンでも認められているほどです。
今回試着したモデル
今回はLS2ヘルメットのラインナップの中でも人気のある3モデルの紹介とそのサイズ感をレビューいたします。
■ CHALLENGER F
LS2ヘルメットの世界戦略モデルのフルフェイス。
深く下がるインナーバイザーと風切り音を抑えつつ視界を広く保てる広いシールドを備えたヘルメット。
世界戦略モデルとして位置づけられているモデル。
フルフェイスヘルメットとして、今となっては各メーカー標準装備としているインナーバイザーやシールドの曇り防止に活躍するピンロックシールドはもちろん装備。
それに加えて広い視界を確保する大きいシールドを装備し、
長距離ツーリングから普段使いまで快適に使うことができます。
■スタッフのサイズインプレ
スタッフ | 普段着用のヘルメットとサイズ | おすすめのサイズ |
KY | Arai RX-7X サイズ:61-62 | XL |
KH | OGK Kamui2 Lサイズ、SHOEI Quest Mサイズ、Arai Qantum-J 59-60 | L |
TF | ICON サイズ:L SHOEI サイズ:L | L |
AK | SHOEI HORNET ADV XXL | XXL or XL |
LS2ヘルメットの中でも比較的アジアンフィットに作られているこのモデル。
アジアンフィット寄りなだけあって、ほとんど今のサイズと同じサイズで問題なさそうです。
私(AK)は側頭部が張っているのでサイズが合わないヘルメットを被るとこめかみ辺りが痛くなって来るのでSHOEIのXXLを使っていますが、こちらも問題なくXXLで丁度良かったです。ただ、もっとフィット感が欲しい場合はワンサイズ小さいXLでも行けそうです。
■ EXPLORER F
ダカールラリー出場選手のサポートを長年続けているLS2ヘルメット。そのオフロードシーンで培ったノウハウを活かしたモデル。
バイザー付きのヘルメットで走行時に気になる風の抵抗を抑えるために、バイザーはスリットで風圧を逃し使用シーンに合わせて三段階に角度調整ができます。
こちらもインナーバイザー標準装備で換気性能にも優れているので、長距離ツーリングはもちろん汗をかきやすいオフロードでも快適に使えます。
■スタッフのサイズインプレ
スタッフ | 普段着用のヘルメットとサイズ | おすすめのサイズ |
KY | Arai RX-7X サイズ:61-62 | XL |
KH | OGK Kamui2 Lサイズ、SHOEI Quest Mサイズ、Arai Qantum-J 59-60 | L |
TF | ICON サイズ:L SHOEI サイズ:L | L |
AK | SHOEI HORNET ADV XXL | XXL |
普段からアドベンチャータイプのヘルメット(SHOEI HORNET ADV)を使用している私(AK)からすると色々と比較しがいがあるモデルです。
真っ先に目を引いたのはエッジの効いたデザイン。
本格的なオフロードヘルメットの様な尖った形状は疾走感や軽快感があってカッコいい!
被った感じとしてはCHALLENGER Fではワンサイズ小さいXLでもいけるかもという感じがありましたがこちらはXXL一択かなと。(XLも問題なく被ることは出来ましたが長時間使っているとこめかみが痛くなる予感がしました。)
■ COPTER
ちょっとした休憩の時に被ったままソフトクリームを食べたり、コーヒーを飲めたりと何かと使い勝手が良いジェットタイプのヘルメット。
こちらもインナーバイザーは標準装備。
特徴的なのが側頭部に設けられた大型のベンチレーション。
このベンチレーションから大量の空気を取込み後頭部から排出する通気性ピカイチのモデル。こちらもタウンユースからツーリングまで活躍します。
(実は当店売筋のヘルメット。)
■スタッフのサイズインプレ
スタッフ | 普段着用のヘルメットとサイズ | おすすめのサイズ |
KY | Arai RX-7X サイズ:61-62 | XL |
KH | OGK Kamui2 Lサイズ、SHOEI Quest Mサイズ、Arai Qantum-J 59-60 | L |
TF | ICON サイズ:L SHOEI サイズ:L | L |
AK | SHOEI HORNET ADV XXL | XXL |
普段フルフェイスを被っているので、この開放感と視界の広さは新鮮。
LS2ヘルメットの特徴として被り口が肉厚なのでスポッと頭が入らない(入ってしまえばそれがフィット感に繋がります)のがありますが、このモデルはチンガードがないのでヘルメットを広げやすく被りやすいです。
こちらも普段使っているヘルメットと同じサイズ表記のXXLが丁度でした。
まとめ
各モデルを試着していると改めて自身の頭の大きさ(?)を再認識しつつ、冒頭のメーカーによって~と書きましたが、LS2ヘルメットに関してはあまり気にしなくても普段お使いのヘルメットと同じサイズ表記のものを選べば概ね問題なさそうという結果でした。
安全性能はもちろんのこと、インナーバイザーにピンロックシールドなど昨今のヘルメットに標準装備されている機能を備えつつ優れたデザイン性を持つLS2ヘルメット。
人とは違うヘルメットが欲しい、手頃な値段で高機能なヘルメットが欲しいという人はヘルメット買い替えの際には是非候補に入れてみてください!