変態なエンジンのオイル交換!
愛車のオイルが3,000km走行し、真っ黒くろすけなので、オイル交換をする事にしました。
アプリリア RSV mille というちょっとマニアックなモノに乗っております。
このおバイク、ROTAX社のドライサンプエンジンを積んでいる変態なマシンです。
普通のバイクのエンジンオイル供給方式は、エンジンの下にオイルパンがあって、そこにオイルが溜まってるウエットサンプ方式が主流です、
ドライサンプはオイルタンクが別にあり、ポンプで圧送、潤滑させます。
エンジンの下にオイル溜まりを設置しないでいいので、低重心、コンパクト化が可能という、オイル潤滑方式です、構造上オイルの片よりが無いのと低重心化から、高いGの掛かる自動車のレースにも使われる方式だったりします。勿論バイクにも有効な潤滑方式です。
で、そのオイル交換ですが、普通のバイクのオイル交換とは若干作業内容が変わってきます。
普通のエンジンですと、オイルドレンは一ヵ所でそこから抜くだけですが、
こいつはエンジン側、オイルタンク側と2か所ドレンがあります。
ちょっと面倒ですが、コツをつかめば普通のエンジンと同じ感覚で交換可能です。
早速交換していきます。
まずはセンターカウルアンダーカウルを取り外します。
オイルタンクが見えましたので、オイルタンクドレンから、オイルを抜きます。
これでオイルタンクのオイルは排出完了です。
次はエンジン側のオイル排出です。
タンクから、エンジンに繋がっているホースの付け根下に穴が開いております
こいつがエンジン側のドレンです。その横にある円形のフタは中にオイルフィルターが入っております。
フタを取り外し、フィルターを抜き去ります、しかし必ずホースがドロドロになる、イケてない設計です(笑)
オイルフィルターも交換します、基本的に自分はオイル交換毎にフィルターも交換する派です。
しかし・・・・横にオイルタンクがあるが奇妙ですね~、スタンドからひょろひょろ伸びている線は油温計のセンサです、エンジン側のドレンにセンサーを装着しております。
・・・・しかし、キッタナイ作業風景ですね・・・すいません。
で、フィルターを装着し、オイルタンクにオイルを入れます。このエンジン(ROTAXのV990)は4Lと結構大食いなエンジンです、まずはオイルタンクに3.5L程度を入れ、エンジンを掛けます、そうすると、エンジン内にオイルが圧送され、タンク内のオイルがモリモリ減っていきます、減りが止まったら、エンジンを止め、ゲージを確認しつつオイルを足していきます、ちなみにMinとMaxの差は500ccです。
今回使用したオイルは15W-50のフルシンセを入れてみました、基本硬めのオイルが好きなので指定が10W-50ですが問題ないと思います。
ゲージで確認、おなか一杯!調整が完了したら、アンダーカウルを取り付けます。
そしてセンターカウルを装着!完成です。
エンジンはビンビンです!ツインの咆哮がご近所に響き渡ります。決して早朝や夜には出来ない作業です(笑)
これで又モリモリ走れるっっ!!
有難うございました。
追記:オイルに関するブログも書きました! ⇒オイルはいいゾ!